日曜の午後に見たい映画『ワールドウォーZ』レビュー ネタバレ有り

2013年公開。

公開当時映画館でも見たし、最近Netflixでも見ました。

で、最初に見て思ったのはこれゾンビ映画だったの???ということ。当時はゾンビが出てくる映画とは知らなくて(そういう情報もあまり出てなかったはず・・・)、ものすごく面食らったのを覚えている。今では5年も経ってるし、地上波でも放送してるので周知の事実なんだろうけど、当時は軽く騙された気分。

まあそれは良いとして(良いのか?)、こちらの映画、全体的にハチャメチャなB級映画感がすごい。前半は割とスケールも迫力もあってドキドキして面白いんだけど、後半から急に失速・・・そのままエンディングへ。前半がA級で後半がC級、合わせてB級みたいな感じ。ネットで調べたら予算の都合でいろいろ大変だったみたい。

前半の、人々の恐怖とかパニックになる描写はすごく良かった。ゾンビは現実には有り得ないとはいえ、災害等ならあんな感じにもなるのかなあという漠然と不安になったりもした。

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雲行きが怪しく

で、問題はファスバック博士登場辺りからだと思うんですよ。

※画像はファスバック博士とは関係有りません。

もうここからツッコミどころしかない。

まずこのウイルス学者・ファスバック博士は、ゾンビ化の原因を探るため発生源と思われる場所に行くんだけど、着いた先で転ぶ⇒手に持っていた銃の暴発でお亡くなりに・・・。???

何もしないまま映画から退場するんだけど、そもそも登場する必要があったのか。

1個1個書こうと思ったけどキリが無いので、ざっくりと箇条書きに。

・静かに移動すべき時に、漕ぐとキコキコ鳴る自転車で移動しかも途中で電話が鳴る⇒危機的状況に。

・壁を囲ってゾンビから身を守ることに成功した国家では、突然大音量で歌を唄い始める人が現れ(なぜ唄いだしたのか不明)、歌に反応してゾンビが押し寄せる⇒壁崩壊で危機的状況に。

・色々あってゾンビが徘徊する場所にあるウイルスを取りに行くことになるが、そこで「だるまさんが転んだ」みたいなことをする。

・ゾンビを斧一本で叩きのめすジェリー(主人公)無双。

・必要なウイルスをあらかじめ聞いておかなかったため、イチかバチかの賭けに出る。

・唐突に「愛していると家族に伝えてくれ」と言い出すジェリー。

・世界的な危機かと思いきや、映画のラストシーンでは意外と無事な人が多い。

ペプシ、ドン!

見てない人には意味わからないと思うけど大体こんな感じ。映画の細かい部分にツッコむのは野暮だけどほかにいくらでもありそう。

とはいえ

この映画すごく好き。なにも考えずに見れるというね。疲れてる時に見ると「ちょっと肩の力抜いて適当にやろう」と思える映画。

小難しい映画も好きなんだけどやっぱり疲れちゃうし。

という訳で、日曜午後にぼーっとしながら見たい映画ワールドウォーZ、疲れている人に見てほしい。