シーズン5第3話で唐突に登場するハイスパローさん。そこからシーズン6の最後まで主人公の如く登場。
七神正教の信奉者(狂信者)集団である「雀」の指導者的存在。
ちなみに雀聖下と書いてハイスパローと読む。かっこいい。
何者なのか
質素な格好をしているがなかなか食えないおじいさん。
最序盤では「雀」の指導者として当時の総司祭(ハイセプトン)を裸で歩かせる刑に処す。その後拘束されそうになるが、サーセイの思惑により逆にハイスパロー自身が総司祭に任命。
武装することを許可された聖兵(七神正教の信者)達は、教えに背く人間を武力を持って制圧する。
その後かなり暴走気味になってサーセイを処罰したり、王トメンを手中に収めて実質的にキングズランディングを支配するんだけど・・・。
ただ、その目的というかハイスパローの真意がなんともわからない。
ハイスパローさんの軌跡
まずはハイスパローさんがしたことをざっくりまとめ。
雀の指導者として当時の総司祭を刑に処す。
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ハイスパローさん総司祭に任命される。
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武装許可された聖兵たちが七神正教の教えに背く者達を拘束。その中にはロラス・タイレルやマージェリー・タイレルなど、サーセイにとっては邪魔な存在も。
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してやったりとニンマリするサーセイだが今度はサーセイ自身も拘束され、シェイムシェイムおばさんの餌食に。
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また、マージェリーも刑に処そうとするが、さすがにタイレル家は抵抗。雀達を力ずくで止めようとする。
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流血は望まん!マージェリーは刑に処さない!と言うが、実は既に王トメンを手込めにしていたハイスパローさん。
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王を手中に収めたハイスパローは実質的にキングズランディングを支配。やりたい放題やるもののサーセイの仕掛けたワイルドファイヤで最期を迎える。
七神正教の教えを広めたかっただけ?
結局のところハイスパローさんは、純粋な七神正教の信者(狂信者)だったのか。
行動を見ると、暴走気味ではあるものの私腹を肥やすようなことはしていない(この後するつもりだったのかもしれないけど)。サーセイを処罰したのはロバートの死に関わったのが原因だし、ロラスも七神正教の教えに背いた行為をしてたし、マージェリーも七神の前で嘘を付いていたという。一応、筋は通っているとも言える。
なので「狂信者が暴走して手に負えなくなった」と結論付けても間違いではないような気はします。
実は実権を握りたかった?
いやいや、ピュアかお前?あいつは七神正教を利用してキングズランディングを支配しようとしたんだよ!
この意見も正しい気も。ハイスパローってなんかいやらしい感じするでしょ(主観)。あんないやらしい感じのおじいさんが純粋な信者だったってことは無いのでは?
いくら教えに背いたからといってもやりすぎだし、権力者を貶すことで民衆を扇動して味方につけるパフォーマンスだったんじゃないかと。
結局のところ、信仰(七神正教)を口実に成り上がろうとした野心家にも見えます。
力を持っていたタイレル家も拘束し、扱いやすい王トメンを味方につければもはや敵無しですからね。実際ロラス・タイレルを傷付けても誰も口出しできなかったですし。
結局のところ
わかりません。
どの考え方でも正解な気がします。結論付けるにはハイスパローの心理描写が少ないように思います。
ちなみに
ハイスパロー役のジョナサン・プライスさんって有名な俳優さんなんですね。(wikipedia曰く)主な作品は「パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ」ってあるんだけど、見たこと無いので全然知りませんでした。2009年(ゲームオブスローンズ出演前)に大英帝国勲章コマンダーなる勲章を授与されてるらいしい。よくわかんないけどたぶんすごい。