ゲーム・オブ・スローンズはもはや何度見返したかわからないほど好きな海外ドラマです。
しかし唯一と言える不満点があります。それがラムジーである。厳密に言うとラムジー役のイワン・リオンの演技。
引き出しは一つなのか
演技のいろはのいも知らない自分が言うのもおかしいんですが、はっきり言って演技が酷い。表情が一つしかない。
目を見開いてニヤつく
これだけ。最初から最期までこれだけ。正気か?ちなみに上の画像はフリー画像から拾ってきたんだけど、たぶんこの人でもラムジー役やれるよ。
もともとラムジーは狂人というか正気ではないキャラなんだけど、「狂人だから常に目を見開いてニヤつきながら残虐なことをする」って浅はか過ぎじゃない?
ちなみにこの残虐性についてもちょっと言いたい。はっきり言って物語の進行上必要じゃないんですよ。時代背景とか人物描写のために必要なこともあるとは思うんだけど、ラムジーについては不必要なくらい多い。もう途中からうんざり。また残虐なシーンかよ・・・となること請け合い。
シーンが切り替わってラムジーが出てくると「どうせまた目を見開いてニヤつくだけだろ・・・」と思い始めます。すると案の定・・・
「リイィィークゥゥゥ!!!!」(目を見開いてニヤつきながら)
もういいわ!!!
正気か?いや正気じゃない設定ではあるんですが。
一応、落とし子という設定があったり戦のセンスが有ったりしてキャラとしては深いはずなんですよ。それが目を見開いてニヤついてるだけのおじさんに成り下がってるのはあまりにもったいない。
で、極めつけは実の父親を手にかけるシーン。ここのストーリー自体はすごく良い。父親に認められたいと奮闘していたラムジーが、遂に父に認められボルトン姓を名乗ることを許可されたものの、最後には父親を手にかけるという。あれほど認められたいと思っていたにも関わらず、その父親を手にかけるという流れはラムジーの異常性、狂人さがとても表現出来ていると思います。
でも問題はラムジーさんです。父親を手にかけた時一体どんな表情してるんだ?と思いますよね。カメラがラムジーの表情を捉えるとそこには・・・
目を見開いてニヤついているラムジーさんが!
はああああああああああああああああ!!????またかああああああああ????いい加減にしてよおおおおおおおお!!!!
こんなに印象深いシーンをまたもや目を見開いてニヤついてるだけのおじさんとして乗り切るラムジーさん。嘘だろ・・・。
これ自分の感覚がおかしいのかと思って何度も見返しました。字幕で見てるのがダメなのか・・・?と思って吹替えでも見たり。でも、やっぱりラムジーさんは目を見開いてニヤついてるだけでした。
ラムジーさんの最期
そんなラムジーさんの最期はまあ悲惨なもんです。でも、私は期待しておりました。こんなに悲惨な状況だけどもあのラムジーさんならまた目を見開いてニヤついてくれるに違いない。それなら全てを許しイワン・リオンさんに謝ろう・・・なんて思っておりました。しかしその時ラムジーさんはというと・・・
普通に怯えてただけでした。
ええええええええええ!?!??!?!そこは普通なのおおおおおお!!!??!ニヤついてよおおおおおおおおお!!!!!
呆気に取られました。
最後に
ここまで言っておいてアレなんだけど、別に俳優さんの問題じゃないんですよね。そもそも監督とか演出家がそう指示してるだけかもしれないですし。
まあとにかくゲーム・オブ・スローンズは大好きですし、ラムジーさんも大好きです(目を見開いてニヤつきながら)