シリオ・フォレルとジャクエンフガー、一見何の関係も無さそうな2人ですが・・・
この2人は同一人物ではないか
こんな説があるらしい。
ちなみに私は何の事前情報も無しに見ていましたが、この考えは全く浮かびませんでした。
なぜこんな説が?
見た目もキャラも全く違うこの2人。
なぜ同一人物説があるのかというと大きく理由は2つ。
1.共通点が多い
2.ジャクエンほどの人物が捕まるのはおかしい
おおよそこんな感じです。
詳しくネットで調べたわけではなく、自分なりに解釈しただけなので間違っていたり抜けていたりする部分もあると思います。
それぞれについて考えてみます。
1.シリオとジャクエンの共通点
まずは共通点を。
シリオ・フォレル | ジャクエン・フガー | |
出身地 | ブレーヴォス | ブレーヴォス? |
職業 | 剣士 | 暗殺者(剣士) |
信仰する神 | 死神 | 数多の顔の神(死神?) |
アリアとの接点 | アリアの剣術指南役 | アリアの師匠 |
シリオはブレーヴォス出身です。
ジャクエンはブレーヴォスに存在する白と黒の館を拠点にしており、2人ともブレーヴォスにゆかりがあります。
また、シリオは「ブレーヴォスの筆頭剣士」であり、ジャクエンは「顔のない男」として規格外の強さをもっており共に戦闘技術が高いことはわかっています。
さらにシリオのセリフでは「この世に神は1つ、その名は”死神”」とあります。ジャクエンは「数多の顔の神」を信仰しており、これは死神のようなものと考えていいはず。つまり2人とも似たような(同じ?)神を信仰していると言えなくもありません。
まとめてみると意外と共通点は少ないような気もします。
2.なぜジャクエンは捕まっていたのか
同一人物説の2つ目の根拠、ジャクエンほどの人物がなぜ捕まっていたのか?
この点は特に不自然であり同一人物説の発祥でもあるのかと思います。
結局のところその理由は、
アリアと出会うためにわざと捕まった
ということかと思われます。
なぜアリアと出会う必要があるのかといえば
2.アリアを顔の無い男にする(興味を持たせる)ため?
おそらくこの2つ。
1.アリアを守るため
アリアはキングズランディングから命からがら脱出(シリオが敵を引きつけて)したものの未だ危険なことに変わりはない。
そこで、アリアを近い場所から見守るためシリオがジャクエンとしてわざわざ捕まって接近した…という説。
少し強引な気もしますが、ジャクエンがいなければアリアはハレンホールから脱出できなかったのは間違いないため一理あるとも言えます。
2.アリアを顔の無い男にするため
シリオもジャクエンもアリアの才能に惹かれているような描写があります。
そこで、アリアを顔のない男にするため接近した・・・という説。
アリアをハレンフォールから脱出させた後に、待ち伏せてブレーヴォスの「顔のない男」の話もしていました。コインを渡して「必要になったら呼べ」とも言っていましたし一理あるような気もしないわけではありません。
上記を鑑みるとシリオ・フォレル=ジャクエン・フ・ガー説は筋が通ってなくもないと言える気もします。
ちなみに矛盾が有りそうなところは一応以下で説明できます。
シリオは亡くなったのでは?
エダード・スタークが捕らえられえた後キングズガードはアリアを狙います。シリオはアリアを庇いマーリン・トラントと対峙。
木剣しか持っていなかったシリオは敗れて死亡したと思われますが、はっきりと死亡が描写されたわけではありません。
そのため、実は生きているとも言えます。
「筆頭剣士は逃げない」とシリオ自身も言っているので、逃げた可能性は限りなく低いですが絶対に死亡したとも言い切れません。
顔が全然違うのでは?
そもそも見た目が違うんだけど?
という当然の疑問は、シリオ(ジャクエン)は顔のない男達(顔が自在に変えられる)ということで解決できます。
結局のところ
答えは人それぞれだと思いますが、個人的には同一人物ではないと思います。
論理的に考えると無理があるように思いますし、わざわざ別人になってアリアに近づく必要性も無いと思います。
そもそもこういう説が出てくるのはシリオ・フォレルというキャラが好かれているからだと思います。
個人的にもシリオ・フォレルは好きなので、実は生きていてアリアと接点があったら嬉しいですが・・・やはり望みは薄い気がします。
とはいえファンタジー要素もあるゲーム・オブ・スローンズの世界なので常識的な考えでは結論付けられないかもしれません。