FIFAという有名なサッカーゲームがあります。最近ではW杯中に選手がプレイしていたゲームとして話題にもなっていました。日本ではウイニングイレブンの方が有名かもしれません。
で、そのFIFAというサッカーゲームをやっていて頻繁に出てくるワードが『エフェクト』です。
なんだそれ?と思う方も多いと思いますが『エフェクト』とは何か、また、実際に存在するのかについて述べたいと思います(ウイニングイレブンでも同じようです)。
エフェクトとは
簡単に言えば、
試合の状況に応じて自分や相手の動きが変わること
です。まるで初めから結果が決まっていたかのように試合が動きます。
よくあるのは、
・アディショナルタイムで得点を決められる
・クリアしたボールや跳ね返ったボールが悉く相手のいる所に飛んでいく
・突然自チームの選手の動きが遅くなる
などなど。
エフェクトは存在するのか
そもそもの話ですが「エフェクトは存在する派」と「エフェクトなんて存在しない派」の2種類の人間がいます。
まあ結論から言えば開発の人間にしかわからないんですが、個人的には存在すると思っています。
エフェクトは存在する派
まず、なぜ『エフェクト』という概念が出てきたのかといえばFIFA17のソースコード内に『momentum』というキーワードが発見されたとredditで話題になったことです。※momentum=勢い、気運
詳しくはredditを読んでもらえばいいのですが、簡単に言えば
・開始30分以内に5本以上のシュートを打った場合:難易度が上がる
・30分間枠内シュートが0本だった場合:難易度が下がる
といった、状況に応じて難易度が変わることがソースコード内に明記されていたからです。
厳密に言えばこのコードはPvE(対COM戦)の話なので、PvP(対人戦)でも同様かどうかはわかりません。ですがエフェクトが存在することの根拠にはなり得ると思います。
それに、個人的にもプレイしていて動きがおかしくなることがわかります。一番わかりやすいのが動きが急に遅くなること。急にノロノロしだすので「あ、これ失点するわ」と気付きます。
逆に大差で負けているときは突然動きが早くなるので「あ、これ得点出来るわ」と気付きます。
エフェクトは存在しない派
いや、エフェクトなんて存在せんぞ!!!!負けたのをエフェクトのせいにするなああああああああああ!!!!!!!!
という、エフェクトの存在を否定しないと死んでしまう方もいます。
まあ公式にはエフェクトの存在は認められていないので誰も否定は出来ません。
で、結局どっちなの?
わかりません。でもたぶんあるんじゃない?
エフェクト対策
エフェクトが存在すると仮定して、どう対策すればいいのか?というのはよく話題になります。よく言われるのは、
・あえて弱い選手を控えに入れる
というもの。
「選手の強さの差がありすぎると、良い試合をさせるためにエフェクトがかかり動きが悪くなる」という都市伝説みたいな話があるので、それを信じてあえて弱い選手を入れるらしい。
ちなみにランキング上位の人もこのエフェクト対策をしていますが、効果のほどは不明。とはいえやらないよりはやったほうが良いということでみんな真似をしてるのが現状です。
なぜエフェクトが存在するのか
そもそもエフェクトなんて無い方がいいだろうと個人的には思いますが…。
エフェクトがあるのは「単調にさせないため」かと思います。
「上手いプレイヤーが強い選手を集めると絶対に勝てる」
「弱いプレイヤーは何をしても上手いプレイヤーに勝てない」
エフェクトが無いとこうなりますが…これは運営側にとっては困る。
弱いプレイヤーは勝てないとすぐに辞めてしまいます。上手いプレイヤーも常に勝っていると刺激が無くなり辞めてしまいます。
FIFAは「お金で選手パックを買ってもらう」ことで収益を上げているので、出来るだけ辞めさせないようにする必要があります。そのために、
「上手いプレイヤーでも負けさせて悔しい思いをさせる」
「弱いプレイヤーでも上手いプレイヤーに勝たせて喜ばせる」
という状況を作るためにエフェクトは必要なのかなと思います。